FireFly=蛍ノイズ。レンダリング時に残る輝度の高い点(ドット)。
Mosquito noise=JPEGなどの圧縮アルゴリズムで生まれるノイズの名前。広い意味で蚊が飛んで見えるノイズ(^◇^;
厳密な意味合いとか狭義の意味とか知りたい人はググってください。
デノイズ-ノイズをごまかす
アニメーション用画像を出力すると1枚のレンダリングにかける時間を省略したくなりますよねぇ。
ということで。
レンダリングのサンプル数を減らしてもノイズをごまかしてくれる機能を使います。
この機能はGPUレンダリング専用のようなので、GPUメモリに乗らない場合はCPUで使えるプラグインや外部ソフトが必要になりそう。
最終的な動画エンコード時にフィルタかけちゃえばいいって話も・・・
暴論’`,、’`,、(ノ∀`)’`,、’`,、
メリット
・FireFlyFilterで消えない点が消える
・サンプル数を減らした時間短縮時のノイズを減らしてくれる
ノイズに限定したぼかし効果
・そこそこ高速に処理してくれる
デメリット
・輪郭がぼやける
細かいディティールが表現できなくなる
・光の反射とか透過なの印象が変わる
個人的にはサンプル数の桁が減る(標準は5000)数百まで減らした場合必須になるかと。
テスト1
背景抜いてテスト
サンプル数の5000に行く前にほぼ終了しているようで、あまり効果がない…
(・・ゞポリポリ
データサイズの関係でPNGではありません…
まぁ目視でわからないというか、動画になったらこの程度の圧縮がかかるので、アニメ用静止画っていう言い訳をさせていただきます。
Sample5000 PostDenoiserOFF
Sample4000 PostDenoiserON
Sample2000 PostDenoiserON
テスト2
背景をちゃんと挿れるテスト
比較的差の分かる顔のアップ(瞳)。
GIF Anim
このGIF(256色)サンプルだと1000と2000の差もわかりにくい^^;
Sample2000 PostDenoiserON
Sample1000 PostDenoiserON
Sample0500 PostDenoiserON
Sample0100 PostDenoiserON
Sample0050 PostDenoiserON
テスト3
いろいろ
Sample500DenoiserOFF
Sample200DenoiserON
Sample400DenoiserON
↑髪の毛の後ろの方はピント範囲にないのでぼけてますので。
Sample400DenoiserON(被写界深度OFF)
Sample200DenoiserON(被写界深度OFF)
サイトの空き容量が足りなくてJPGになってます。差がわかりにくくてごめんなさい。
後で古いデータ消してきます^^;
Depth幅を広げて髪の毛の後ろまでをピント範囲に。
デノイズでぼかされるので、動画になるとよく見ないと分からない範囲に収まりますねぇ
(もっと言えば元画像知らなきゃちょっとぼけた演出で)
Sample400DenoiserON
Sample800DenoiserON
まとめ:シーンごとに設定が必要。
動きが速かったり、遠め(引き)だったり、高精細が求められる部分だったりでごまかす方法がいくつかあるという感じ。
スペックに余裕があればフルレンダリングでいいと思う。
家庭用PCで1時間の大作を作ろうなんて思ったら・・・(笑)
3600秒 x 30fps x 1フレームのレンダリング時間…
例:1枚(フレーム)10分として、300時間(12.5日)ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ