(2/2)「NVEnc 4.60」の新機能 ssim/psnr 計算で大幅に調整がしやすくなりました。Amatsukazeで「SSIM All: 0.985」超えのオプションを探るの巻。

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(1/2)「NVEnc 4.60」の新機能 ssim/psnr 計算で大幅に調整がしやすくなりました。Amatsukazeで「SSIM All: 0.985」超えのオプションを探るの巻。


■ 続き。あ、実写です(^◇^; 元ファイルは30分4GBのFHD。

※Amatsukazeではフィルタ後のNVEncCに入ってくる画像と出ていく画像のSSIM値となるのではなかろうか?。
やたら高めの数値が出てて浮かれていたのですが、テンションが覚めてきたのでいろいろとあとで気づきました。フィルタの有無ってどれだけ影響が出るのだろうと。

あとは、フィルタによって渡されるデータ形式が違うの注意っすね。
下記デインタレvfrのみのq30とq28の場合。
NVENC / CUDA NVENC API 9.1, CUDA 10.2, schedule mode: auto
Input Info y4m(yv12)->nv12 [AVX2], 1920×1080, 60000/1001 fps
フィルタ変更q28
Input Info y4m(yv12(10bit))->nv12 [AVX2], 1920×1080, 60000/1001 fps
main10profile変更後
Input Info y4m(yv12(10bit))->p010 [AVX2], 1920×1080, 60000/1001 fps

■ SSIM測定 「SSIM All: 0.985」超えを探る
・「–codec hevc –lookahead 32 –vbrhq 0 –vbr-quality 30 –gop-len 300 –ssim」
y4m format: YUV420p8 progressive 1920×1080 SAR 1:1 60000/1001fps
オプションはVFR設定のみ。

結果:All:0.983825
エンコード時間:560秒 ファイルサイズ:787,759,314 bytes

MediaInfo:

・「–codec hevc –lookahead 32 –vbrhq 0 –vbr-quality 28 –gop-len 300 –ssim」
y4m format: YUV420p8 progressive 1920×1080 SAR 1:1 60000/1001fps
q28.オプションはVFR設定のみ。VFRの設定画像もつけてみる。

結果:All:0.985438 このあたりの数値より上が粗が見えにくくていいのではないだろうか(^^)
エンコード時間:562秒 ファイルサイズ:1,068,997,021 bytes

・「–codec hevc –lookahead 32 –vbrhq 0 –vbr-quality 28 –gop-len 300 –ssim」
y4m format: YUV420p10 progressive 1920×1080 SAR 1:1 60000/1001fps
エンコードオプションはq28のまま、フィルタの変更。

結果:All:0.985442 やはりフィルタ変更では影響ないかんじ?。
エンコード時間:729秒 ファイルサイズ:1,036,529,136 bytes

・「–codec hevc –profile main10 –output-depth 10 –lookahead 32 –vbrhq 0 –vbr-quality 28 –gop-len 300 –ssim」
q28の10p 結果:All:0.987431 頭一つ伸びた感じ。いい感じ!
エンコード時間:765秒 ファイルサイズ:1,026,164,007 bytes

・「–codec hevc –profile main10 –output-depth 10 –lookahead 32 –vbrhq 0 –vbr-quality 28 –gop-len 300 –ssim」
上記のエンコードオプションのままでインタレースフィルタをQTGMCに変更
結果:All:0.988604 いいねいいねぇヽ(*^。^*)ノ
エンコード時間:1110秒 ファイルサイズ:1,514,536,992 bytes

・「–codec hevc –profile main10 –output-depth 10 –lookahead 32 –vbrhq 0 –vbr-quality 28 –gop-len 300 –bref-mode each –ref 6 –aq –aq-temporal –aq-strength 0 –ssim」
細かい数値は置いておくとして、どんどん追加。(^◇^;
エンコード時間:1136秒 ファイルサイズ:1,448,542,204 bytes(時間もサイズも倍です^^;)
結果:All:0.989238 もう一歩で 0.99 ですなぁ!ハイになってまいりました!

外では、高校生の波が終わり、小学生が集団登校へ向かい、TVでは朝ドラが始まろうとしている(^◇^;
5時間近くやってる?^^;


■ x265のエンコード後のファイルサイズも見てみた
朝ドラ終わってる。

・–crf 28 –preset veryfast
エンコード時間:2218秒 ファイルサイズ:329,800,751 bytes
常用で本編の30分より長いのはまずい。41分(^◇^;

何と戦っているのか、戦う意味があるのか不明ですが、まだまだ戦いは続く(^◇^;

・-P main10 –crf 28 –preset veryfast -b 3 –rd 3
エンコード時間:3082秒 ファイルサイズ:355,986,696 bytes

SSIM値参考に設定を煮詰めるというか切り捨てる段階はとうに卒業してるのになにしてんだか・・・’`,、’`,、(ノ∀`)’`,、’`,、