AVerMedia AVT-C878 単体モードの白化の対処法(TMPGEnc Video Mastering Works 6 エンコードフィルタ設定)[CCIR601伸張・YUV設定]

※これはAVT-C878とNVIDIA Geforce GTX 750(無印)と合わせた場合の単体モード録画で起きた「おま環」現象です。
HDMIの2分配なども入っている環境で起きた場合の対処法を模索する私的いろいろ途中メモです。



ドライバ交換してから症状が治っているような気がしますヽ(*^。^*)ノ
416.34-desktop-win10-64bit-international-whql.exe

本体自体は他に類を見ない高性能装置で最新版は4K対応もこなしコスパも非常によいので目的に合う方にはベストチョイスかと思います!
[amazon_link asins=’B01MFBIP1D,B00ZOXYQ26,B075VQ2W2P,B07FDVYM6R’ template=’ProductCarousel’ store=’HDD’ marketplace=’JP’ link_id=’971b6872-d910-11e8-bf2c-73af96a13cdd’]

TMPGEnc Video Mastering Works 6 のヘルプより。

AVT-C878の単体モードで録画された.movデータはフルレンジで録画されているので、0-255の色範囲が入っていると思います。
というより、TMPGEnc Video Mastering Works 6 ではフルレンジーデータとして読み込みます。
中身のバイナリデータ(mp4box)データをバイナリでチェックするスキルは無いので、憶測の対処療法でしか無いのですが、黒部分がY16の黒右記状態になっている白化状態(当サイトではわかりやすくあえて「白化」という言い回しをしています)で変換すると、

CCIR601 伸張(YUV のみ)
CCIR601すとれーと変換設定
通常はこれでいけるはず。

強制的にY16-Y235をY0-Y255へ。ヘルプ参照。
http://help.pegasys-inc.com/ja/tvmw6/04615.html
—-抜粋
CCIR601 伸張(YUV のみ):
「RGB 色空間換算で輝度16~235、色差16~240で記録されている映像を0~255へ補正します。
※ RGB 色空間0~255で作成された RGB データ(BMP、JPEG、無圧縮 AVI など)を YUV 色空間0~255へそのままエンコードする場合は、CCIR601 伸張を輝度・色差ともに255に設定してください。これにより RGB>YUV のストレート変換が可能となります」
—-

最終的に通常のデフォ設定H265/HVEC NVENCではリミテッドレンジ出力なので、上下(Y0-16、Y236-255)のデータを切ってくれるという感じかな。たぶんエンコード時にYC圧縮がかからないことが重要です。読み込み時に補正するか出力時に補正するかっていう問題かも。

YUVで素取れと変換っぽいことをする。
実際は[下限:黒Y16][上限:白Y235]の範囲を伸張してRGB8bitに対応させて使うわけですが、白飛びちょっと抑えたい症候群なのでY=240と2%余計なことをしています(^◇^;
ただでも白飛びしてるのにフィルタ掛けるともっとひどいことに!・・・っていうやつです。。
この誤差がわかる方は禿げそうなくらい神経質だと思いますが、通常はY235で。
スクリーンショットがたまたまこれしか残っていなかっただけなんてことは決してありません。
個人の好みです。

■ストレート変換に関してはぐぐってもらえれば詳しい解説があると雄物で省きます。
※ITU-R BT.601 では白は Y = 235 に、黒は Y = 16 としなければいけません。

いろいろ読んで仕組みを理解することが重要ですよん!

フルレンジとリミテッドレンジの違い【RGB・YUV】
http://aviutl.info/full-range-limited/
—-抜粋;
「リミテッドレンジ」なソースを「フルレンジ」で読み込むと、ソースファイル的には「16」で「黒色」、「235」で「白色」のつもりなのに、フルレンジなので、本来「黒色な部分」が薄い黒色っぽく見えたり、本来
「白色な部分」が灰色っぽく見えたりするという事です。
—-
余ってるbitに何が入っているのか!?
プログラムによってはローカットフィルタ/ハイカットフィルタを掛けてY0-15とY236-255を潰してくれるものもあるようですが、何が入っているかは取り出してのお楽しみってことですね(^◇^;

TMPGEnc Video Mastering Works 6 色補正[YUV]
「色の輝度、青っぽさ、赤っぽさで表現します。MPEG 規格で用いられる色空間です。MPEG 圧縮の際にそのまま用いられるため、YUV のみで色を調節すると計算誤差が少なくなります。」とヘルプにあったのでいい感じにしてくれるんだと思います(^◇^;

CCIR601(ITU-R BT.601、TVスケール)、PCスケール、俺様スケール、AviUtl、TMPGEnc(MPEG-2エンコード時)、キャプチャーボード(設定、A/D精度)、のメモ
http://cwaweb.bai.ne.jp/~icchan/Data/color/CCIR601.htm

まぁTMPGEnc Video Mastering Works 6は過去にこういう修正もあったので、単一ソフトで断言してはいけない部分もあるんですけれども^^;
「Apple ProRes 422 コーデックのMOVファイルを入力すると、カラー情報がRGB 8bit フルレンジと誤認識される問題を修正しました。」